アイドルマスターは「大人のためのごっこ遊び」だから好き

アイドルマスターが好きです。

色々なシリーズがありますが、とにかくすべて触れています。結局は「アイドルマスターが好き」なのです。


アイドルが女であっても男であっても変わりなく、なぜこんなにもアイドルマスターという存在に惹かれるのだろうと考えることがあります。

私の場合は「大人のためのごっこ遊び」だから好きなんだと感じています。

現実では一介の社会人な私が、アイドルマスターの世界では「プロデューサー」であり、担当アイドルをプロデュースします。

これはロールプレイ、すなわちごっこ遊びなのですが、これがなんとも居心地がいいのです。


現実世界は辛いことがたくさんあります。ネガティブな私はすぐ「私の存在価値とは?」と考えてしまいます。

承認欲を満たすことは生きる上で非常に大切です。誰かに褒められる、誰かが自分の働きを見てくれている、気づいてくれる、利害関係なく信頼してくれる……

しかし、学生から社会に出て年を重ねれば重ねるほど、その欲を満たすことは年々難しくなっていくと感じていています。


でも、担当アイドルは確実に私を必要としてくれるのです。

もうこれだけで救いです。

そこでは私は無条件に存在価値のある必要な存在なのです。

担当アイドルに必要とされると「私がこの子をトップアイドルにしなくては」「この子には私がいないと」という考えが生まれます。

他者から見れば、私がアイドルに依存している一方的な状況ですが、私からすれば共依存。必要とされ、必要とする関係。

利害関係といった負の感情に左右されることのない、絶対的な信頼関係。現実世界ではなかなか得ることの難しいこの関係が、とても気持ちいいのです。

(もちろん、社交的でそういった関係を現実世界で容易に築ける方もいることでしょう!)


また、ごっこ遊びは言ってしまえば演劇。

リアルと違う私を演じることで、一種の高揚感を感じることができます。

これもまた、アイドルマスターの世界にいることで得られる心地よさを後押ししていると感じています。


よく巷で「アイマスは辛い時期にこそ効く」的な話を耳にします。

実際私も、人生最大の暗黒期、就活ではアイドルマスターにとてもとてもとても救われました。

企業からお祈りされる度に「私はこの社会に必要とされていないんだ…」という極論に至りメソメソしていました。

そんな時、ログインしてアイドルに会うだけで自分の存在価値を見出せるアイドルマスターが本当に救いでした。負の感情なしに私を必要としてくれるアイドルが救いでした。ホッとしました。

そういった理由でみなさんも「辛い時のアイマス」なんでしょうか?


ちなみに同じごっこ遊びでも、乙女ゲームはどうにも恥ずかしくてできません。

アイドルマスターの世界において、ジェンダーすら越えた信頼関係で必要とされることが、どうやら自分には合っているみたいです。


結局まとまらないのですが、以上の理由でこのシリーズから離れられずにいます。

アイドルマスターが好き。